「最近 よく見るようになったもの 見なくなったもの」
今回は事前に宿題がありました。
お題である「最近、よく見るようになったもの、見なくなったもの」を
まわりの大人たちへのヒアリングしてくるように、という宿題です。
みんな、おじいさんおばあさん、近所のお年寄り、学校の先生など、
いろいろな大人たちにヒアリングしてきてくれましたよ。
先日行った第1回のこども会議では、
宍粟の自慢できるところ=大切なものとして
「生物多様性や旬の恵み それらをもたらしてくれている田畑や自然」
を多くの子どもたちがあげました。
これを受けて第2回では
みんなが自慢だ、大切だと思っているものは今、どういう状況なのかな?
を深堀してみることにしたのです。
今回もやはり、動植物についての意見が多数出されました。
子どもたちは大人よりもずっとずっと
身近な動植物を観察しているなと改めて感心しました。
異常気象やコロナ対策、少子高齢・人口減少によるものについての意見も多く出されました。
これらについて子どもたちが意見を言う場が少ないだけ。
普段耳にするニュースや大人の会話をよくよく聞いていて、
頭の中で自分なりに考えを巡らせているのだな。
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印象に残ったのはK君の言葉。
ご近所のおじちゃんからもらった言葉だといいます。
「人間が一歩前進すると、自然は二歩後退する」
私も思わずうなずいてしまったほど核心を突いた言葉です。
この言葉についてもっと踏み込んで子どもたちに聞いてみたかったな。
「自然が後退するままでいいのかな?」
いろいろな意見が飛び交い、2時間の会議はあっという間。
「どうして見かけなくなったか? どうして見るようになったか?」
までを議論しきれませんでしたので、次回に持ち越ししたいと思います。
みんなで考えていきたいと思います。
会議に参加してくれたK君のお宅ではその日の夜、
会議で出た意見をさらに深堀して家族内で話し合ってくださったそうです。
「宍粟はいいところだから、この町から人が出ていってほしくない」というK君。
出ていかないためにはどうしたらいいか?
K君はもっともっと考えて意見を出してくれると言ってくれてます。
頼もしい!
子どもたちが自分たちのまちについて真剣に考える。
こども会議がさらに成長していきそうな予感がします。
「自分の意見を言うのが苦手で…」という理由で
会議の出席を躊躇されている親御さんもいらっしゃると聞きました。
「自分の意見を言える状態」は目指す状態の一つではありますが、
それ以上にお友達の意見を聞く姿勢を育むことも大切です。
まずは”聞く”練習からスタートするのもよいかと思います。
お友だちが自分の意見を言う様子は少なからず刺激になると思います。
日時 | 9月20日(月・祝) |
場所 | 伊水幼稚園跡 |
参加 | 18名参加 |


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